Colasoft Capsaでブロードキャストトラフィックを解析する

イーサネットでは、すべての通信がブロードキャストに基づいています。デフォルトでは、各ホストはネットワークにある全てのブロードキャストパケットを処理しなければなりません。ブロードキャストパケットが占めるトラフィックはブロードキャストトラフィックと呼ばれています。過剰なブロードキャストトラフィックがあれば、ネットワークパフォーマンスが悪くなり、さらには、ネットワーク遅延と断続的な切断などのネットワーク障害が発生する可能性があります。

ブロードキャストトラフィックが小さい場合、ネットワークの受ける影響も小さいです。しかし、ブロードキャストパケットからネットワークへの影響は排除できません。イーサネットにはたくさんのプロトコルがある程度ブロードキャストモードで動作します。例えば、ARP, RARP, NETBEUI, SMB, DHCP, RIP, SAP, IPXなど。通常では、ブロードキャストトラフィックは、トータルトラフィックの２０％を超えないはずです。ブロードキャストストームとほかのネットワーク障害を防ぐために、ネットワーク管理者は定期的にネットワークにあるブロードキャストトラフィックをチェックする必要があります。

ネットワークは100Mのイーサネットとします。いくつかのタイプの統計を提供する概要タブに、リアルタイムのブロードキャスト通信量の統計結果が確認できます。(図１）

図１：概要タブにあるブロードキャストトラフィックのサマリ統計

上図のとおり、ブロードキャストパケットは830.88Kbで、総トラフィックの10%ぐらいしかありません。それはネットワークにあるブロードキャストが正常であることを表明しています。

ブロードキャストトラフィックの特定のアプリケーションを参照したいなら、ノードブラウザウインドウから進められます：ノードブラウザ⇒物理ブラウザ⇒ブロードキャストアドレス。そして、メインビューにパケットタブを展開しすると、図２のとおり、パケットタブにある全てのパケットはブロードキャストパケットです。今選択されているパケットはNBNS(NetBIOS Name Service)というプロトコルのパケットです。それはネットワークにはNetBIOSネームサービスクエリリングがあることを表明します。また、我々は送信元を通じて、特定のホストをロケートでき、ブロードキャストに関する障害は発生している際に、ネットワークのトラブルシュートに役立ちます。

図２：ブロードキャストトラフィックのアプリケーションを参照する

Colasoft Capsaを通じて、我々はブロードキャストトラフィックを効率的にモニタリングし、ブロードキャストストームを防ぐだけではなく、迅速的にネットワーク障害を特定することも可能になり、良好なネットワークオペレーションを確保することができます。