大規模ネットワークを持っている会社では、IT部門はユーザーエラー、障害のあるネットワーク機器、またはネットワーク機器の不適切な設定によって引き起こされるネットワークループとブロードキャストストームの処理によく直面しています。ネットワークループとブロードキャストストームは主要ネットワークの混乱を引き起こすことができるので、迅速に対処する必要があります。

ネットワークループにはルーティングループと物理ループという2種類があります。

ルーティングループは異なるネットワークのホスト間でデータパケットを送信しているルーティングプロトコルの不適切な設定によって引き起こされます。ルーティングループの場合、一度通ったルータが経路上にもう一度出現し、パケットを送信すると宛先に届かずにぐるぐると回ってしまいます。

物理ループはデバイス間のループ接続によって引き起こされます。例えば二つのスイッチの間に二つのアクティブなイーサネットリンクがあること。一つのスイッチにおけるリンクを出たブロードキャストパケットは複製され、もう一つのスイッチから返送されます。これはブロードキャストストームとも知られています。

ルーティングループと物理ループの両方は主要ネットワークの故障、貴重な帯域幅の浪費を引き起こし、ネットワーク通信を中断させることができます。

この記事ではColasoft Capsaを利用してルーティングループと物理ループを検出する方法を紹介します。

Colasoft Capsaはルーティングループと物理ループという二つの診断イベントの識別をサポートしています。ルーティングループと物理ループの迅速な診断を可能にしています。

お使いのネットワークにはルーティングループと物理ループがありましたら、Colasoft Capsaはすぐにそれを識別し、下図のように診断ビューに表示します。ネットワークループのトラブルシューティングはより容易になります。

検出されたネットワークループを簡単にクリックすることで、更なる解析を確認することができます。これはネットワークループに関するパケットの具体的な内容を確認し、迅速にトラブルシューティングすることができます。

キャプチャーされたパケットをドリルダウン

ルーティングループを例にしましょう。まず物理セッションビューにおけるフィルターを利用して、関連しているセッションを見つけ出します。MACアドレスは診断ビューに表示される情報から簡単に取得することができます。

次に物理セッションをダブルクリックして、そのセッションに関するパケット情報を表示します。パケットのデコード情報が表示されていない場合、「デコードビューを表示」と「HEXビューを表示」ボタンをクリックすることで、パケットのデコード情報を表示することができます。デコードビューで「Identifier」をクリックすることで、パケットリストビューにおける「フィールドをデコード」カラムの値を確認したところ、すべてのパケットにおけるこのカラムの値は同じであることが分かります。それは、この例ではネットワークループが原因で、同じパケットがネットワーク内で継続的に転送していることを意味します。例えば、ルータAはそのパケットをルータBに送信し、そしてルールBはまたそのパケットをルータAに返送します。

続いてデコードビューにおける「Time To Live」をクリックすることで、パケットリストにおける「フィールドをデコード」カラムの値は規則的に減少していることが分かります。それはルータデバイスを一回経由するたびにTTL値が1減少するからです。TTLが0になったパケットはその時点で廃棄されます。するとルーティングループの場合、ICMPパケットが無限に転送されることは避けられます。

物理ループを解析する方法はほとんど同じですが、すべてのループパケットのTTL値はルーティングループのように規則的に減少しているのではなく、同じです。それはパケットがローカルネットワークに閉じ込められ、ルータを経由していないからです。従ってTTL値は変わっていません。

以下は物理ループに閉じ込められたDNS Queryパケットです。

Colasoft Capsaはネットワーク故障、パケットロス、パケットフラッディングなどを引き起こす可能性がある重大ネットワーク問題を検出することができます。ネットワーク管理者、エンジニア、及びITマネージャーだったら、Colasoft Capsaを使用してみる必要があります。Capsaを使用してみたら、簡単にネットワーク問題を発見し、解決できることが分かるはずです。

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