BitTorrentは大量の帯域幅を消費する
BitTorrentプロトコルの動作原理に基づき、誰かがBitTorrentソフトウェアを使用して大きなファイルをダウンロードすれば、BitTorrentソフトウェアが帯域幅を大量に消費しますので、業務用の帯域幅を必要とする他のユーザーが大変になります。長時間でネットワークが遅くなったり、ネットワークとの接続が断続的になったり、接続が切断することまで発生します。なぜなら、BitTorrentソフトウェアを使っているユーザーは他の人からファイルをダウンロードしている同時に、他の人もそのユーザーからファイルをダウンロードしているからです。
ですから、IT管理者にとって、業務用のネットワーク帯域幅を確保するために、BitTorrentユーザーの活動を追跡することはかなり重要です。BitTorrentプロトコルをブロックすることも一つの方法と言えますが、この文章はColasoftパケットスニッファーを利用してBitTorrentユーザーを追跡する方法をめぐって説明します。
どのようにBitTorrentユーザーを追跡するか
>Step1.試用版のCapsaネットワークアナライザーをダウンロードし、正しく実装する
>Step2.プログラムを起動して、キャプチャを開始する
>Step3.プロトコルタブにBitTorrentプロトコルアイテムを探し出す
図1:プロトコルタブにBitTorrentを探し出す
>Setp4.ノードブラウザウィンドウにBitTorrentプロトコルをロケートする。
ノードブラウザウィンドウにロケートボタンをクリックし、BitTorrentプロトコルをロケートして、専用のデータを解析します。
図2:ノードブラウザにBitTorrentをディスプレーフィルターとしてロケートする
Step5.IPエンドポイントタブにBitTorrentユーザーアドレスを追跡する
これは私たちのネットワークにいるBitTorrentユーザーを追跡し、BitTorrentユーザーと接続しているユーザーも確認できる方法です。このタブにたくさんの情報を参照できます。たとえばBitTorrentプロトコルを通じて、どのぐらいのデータはすでにダウンロードまたはアップロードされましたか。
図3:IPエンドポイントタブでBitTorrentユーザーのアドレスを追跡する
マトリックスタブに構築されている接続数を見る
マトリックスタブに構築された接続数を見てショックを受けるでしょう。このケースでは、このユーザーが他のホストと1000以上の接続を構築していることが判明できます。
図4:BitTorrentダウンロード接続のマトリックス画面
BitTorrentについて
BitTorrentは大量のデータを配布するために使用するpeer-to-peerのファイル共有プロトコルであります。BitTorrentは大容量ファイルを転送するために、使用する最も一般的なプロトコルの一つです。ファイルプロバイダーが最初に自分のファイル(またはグループのファイル)をネットワークに共有する際に、このプロトコルが動作します。これはシードと呼ばれ、他の人(ピアと呼ばれる)は、接続しファイルをダウンロードすることが可能です。各ピアはデータの一部をダウンロードして、別のピアがそのダウンロードされた部分をダウンロードすることが可能で、しかも新しいシードになります。BitTorrentのこの分散的な特徴は、各ピアの隅々までファイルのウィルス拡散をもたらしました。
より多くのピアの参加に伴い、ファイルを正常にダウンロードできる可能性が高くなります。標準のインターネットホストに比べて、オリジナルディストリビューターのハードウェアと帯域幅のリソースコストが著しく減少します。また、BitTorrentプロトコルは、システムに不具合が発生しても、データ転送の受ける影響がなくて、オリジナルディストリビューターへの依存度が減少します。